日本で一番、加齢臭に気を使っているおじさんとは?
タクシードライバーである。
一般の会社なら、「なんとなく言いにくい」でウヤムヤにされている体臭問題。
だけど、タクシー会社では、ドライバーのニオイが売上に直結するため、業務の一環として、上司がニオイチェックするのだ。
加齢臭に悩む我々にも、学べる部分があるはず。
このページでは、タクシードライバーがおこなっている加齢臭対策を紹介していきたい。
宇宙飛行士のために開発された下着というのがある。
ニオイ問題では、タクシー業界以上に敏感な宇宙飛行士。
風呂に入らない状態で、狭い船内で共同生活するのだ。
ヤバイ。ニオイヤバイ。
宇宙下着の技術を応用したMXP/「ユニフォーム・プロジェクト」をはじめます
JAXAが共同開発したという宇宙下着を、MKタクシーのドライバーが着用するというプロジェクト。
このシャツは、マキシフレッシュプラスという素材でできていて、体臭成分をガッツリ消臭する。消臭率は以下の通り。
ニオイは体感で、90%消臭できたら
「におい、半分くらいになったな」って思える。
アンモニアとかの、汗・おしっこ臭には最強だけど、加齢臭にはイマイチか。
amazonなどで買える。
(エムエックスピー) MXP SHORT SLEEVE V-NECK MX16102 W WHITE L 新品価格 |
男性用、女性用あり。
ニオイ問題を真剣に考えた国際自動車というタクシー会社は、ついに消臭剤を自社開発した。
「KMハセッパー水」というもの。
もともと人体が持つ殺菌成分を、濃縮して消臭剤にしたというのだ。
生ごみのニオイ、汚物のニオイ、ペットの体臭などを強力に消臭する。
空間にシュッと吹き付けると、その場所にはゴキブリが住み着かなくなるという。
乗務員の「スメルハラスメント」対策進む 夏の到来で本格化(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
人体用というよりは、タクシー車内の消臭用。
国際自動車のドライバーは、乗車前に上司から口臭や体臭をチェックされ、問題があると風呂に入ったり着替えるよう指導されるという。
京都の比叡山タクシーでは、オゾン発生器でタクシー車内を脱臭している。
比叡山観光タクシー株式会社 様 | オゾン発生器専門店【オゾンマート】
比叡山タクシーで採用しているのは、オースリークリア2という機種。
タクシーのシガーソケットから電源が取れるオースリークリア2は、タクシー内の様々なニオイを除去する。
ノロウイルス対策にも役立つという。
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オースリークリア2は、1台で24畳の部屋を脱臭できる強力な機種。
車から降りて、車内無人状態で機械を動かし、チューブで車内にオゾンを注入する。
20分ほどオゾンを放出し、1時間ほど待って換気すれば消臭完了。
オゾン(人体には毒)が発生するので、取り扱いには注意。
2015年頃、日本交通というタクシー会社がファブリーズとコラボしていた企画。
ファブタクと呼ばれる、ファブリーズをエアコン吹き出し口につけたタクシー。
業界初!クサくないタクシーが選べる「ファブタク」1万3,500台全国で走行開始 | P&G ジャパンのプレスリリース
以前から、お客様の声の「タクシーで改善してほしいこと」のランキング1位が、「臭い」だったという。
期間限定の企画で、現在はおこなわれていない。
「ファブリーズは人体に悪いから、乗りたくない」という人も。
東京中心に展開する日の丸交通というタクシー会社。
車の整備項目に、「車内臭い」という項目がある。
車内は冬が一番くさい!タクシー会社が苦心するニオイ対策|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
日の丸交通でもタクシー車内消臭用に、オゾン脱臭機を採用している。
※上の記事によれば、オゾン脱臭機は、業務用機種・豪腕300(約20万円)。ホテルなども多数導入しているそうだ。
【オゾン脱臭機】剛腕300 脱臭器
GWN-300CT 自動車向けオゾン発生装置 車載 脱臭機【剛腕300】
さらに、ドライバーに銘柄指定で消臭スプレーを支給している。
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▲当時採用していた消臭スプレー
ドライバーが、各自テキトーな消臭剤を使うと、かえってニオイが悪化するケースがあるというのだ。
それで銘柄指定。ドライバーとしては、迷わなくて済むので良いかも。
ペットを安心して乗せられるペットタクシーの消臭方法。
人間よりもニオイがきついペット。
それでいて、あまり強い芳香剤を使わないよう気を使わないといけないペットタクシー。
ペットタクシー&ペット119番 | 三和交通 - 神奈川・東京・埼玉のタクシー、ハイヤー会社
空気清浄機や掃除道具をタクシー内に常備しているが、ニオイ対策はオゾン脱臭だった。
この機械は、豪腕300。タクシー会社日の丸交通でも採用している機種だ。業界のスタンダードなのか?
値段は約20万円。
多くのタクシー会社が採用している、オゾン脱臭。
オゾン脱臭の特徴は、生き物系のニオイならなんでも消臭できるという点。
ペット臭、タバコ臭、加齢臭、汗臭、焼肉臭、焼き魚臭、カビ、ウイルスなどいっぺんに消臭できるのだ。
その反面、人体に有害なオゾンを扱うので、注意が必要。
特に人気があるのは、比叡山観光タクシーが採用しているコレだ。
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ちなみに日の丸交通、ペットタクシーが採用している業務用「豪腕300」は、業界標準とも言える機種。
だけど、一台約20万円する。オゾン発生量は300mg/hだ。
オースリークリア2は、業務用豪腕300と同じ量のオゾンが発生できて、値段が1/4。
売れすぎて、偽物があちこちに出回っている。
正規品は、「オゾンマート」というショップから買うか、機械の裏側にオゾンマート認証品マークがついているものを選ぼう。
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一般人の我々は、おとなしく臭ピタを使っておこう。