加齢臭に対して、トップクラスのコスパで効果を感じた臭ピタ。
だけど、臭ピタには、世にも恐ろしい副作用があったのだ。
服用後三日経つ前に、臭いが消えた。それどころか、汗をかくとグリーンガムの香りがするようになった私。アイドルのようだ。
それはいいのだが、ひとつ、困ることがあった。
今まで気にならなかった臭いが、気になるようになってきた。
仕事から帰ってきた妻の汗の匂い、はき古したスリッパのニオイ、洗濯物のニオイなどだ。
おそらく、自分の加齢臭を感じないように「ニオイフィルター」的な働きをしていた私の鼻が、加齢臭がなくなったことで本来の能力をフルに発揮し始めたのだろう。味覚も鋭くなったような気がする。
会社に行くと、今まで以上にオッサン社員の加齢臭を感じるようになった。
オッサン社員どころか、30すぎの同僚男性社員のニオイが、ハッキリとわかるようになった。
キミ、前からそんなに臭かったっけ?ああ、なんか上から目線になってる感じで申し訳ない。だが、私は完全にいい匂いのする体を維持できているので、ニオイに関して上から目線の意見になるのはもう、しょうがない。
う・・・む・・・、これからは私が、我慢する側に回るのか。今までさんざん、人を我慢させた分、私が耐えなければいけないのか。
それが、臭ピタの恐ろしい副作用。自分は我慢せずに、他人を我慢させたいという人は、臭ピタなど飲まずにずっと臭いままで居たほうが、ある意味幸せかも知れない。
ニオイに絶対的な自信を持った私だが、それは臭ピタの力によるもの。
臭ピタがなければ、私はタダのクサイおっさんに逆戻りしてしまう。だから、手放せない、やめられない。臭ピタ依存症である。
私は、外出時に、小分けにした臭ピタを別容器に入れて持ち歩いている。
朝、家で飲み忘れたときに飲むためだ。
だけど、家で飲み忘れて、なんかの理由で外出用臭ピタも忘れた日は…
一日中、そわそわ、そわそわしてる。臭くないだろうか?周囲の人に嫌がられてないだろうか?
私のニオイに対する自信は、臭ピタという小さな粒で支えられている。
いいニオイになることで、自分の臭いを嗅いでほしいという、異常な欲求が湧いてきた。
抑えられない。
嗅いでくれ、私のいいニオイを嗅いでくれ。5分位なら嗅いでもらって構わない。私は嗅がれるがまま、おとなしく身を委ねよう。さあ!遠慮せずにどうぞ!
一歩間違えたら、変態だ。
…と、そんな恐ろしい副作用(?)を覚悟しても、あなたはいいニオイになりたいだろうか?
これらの副作用は、臭ピタの注意書きには全く書かれていないので気をつけてほしい。
その他の注意事項は、臭ピタのレビューに書いたのでご参考に。