「加齢臭を、どうにかして消したい」
体臭に悩む中高年のかたが増えている。
とくに、
本気で悩んでいるというのだ。
何を隠そう、私も心優しいオッサンなので、本気で加齢臭に悩んでいた。
これを読んでいるあなたも、まわりの人を気遣う心優しい人なのかも知れない。
急いでいるひと用に。
当サイトで実感した体臭サプリ一覧。
ありふれた天然成分の、安いサプリ。
初見では、胡散臭さナンバーワンだった。
特許の濃縮技術で、実感度75%。
60歳代の父が母に使わされていた。シャンピニオンエキス、ゴボウ、コーヒー(デオアタック)対策成分全部入りの力技サプリ。
値段は高めで、初めにくいのが難点。
持ち運びの恥ずかしさを考慮して個別包装。女性向け?
柿渋エキスとシャンピニオンで消臭。
うすうす気づいてはいたが、私の体から加齢臭がではじめた。
「ねえ、あの人のニオイきついよね。近寄りたくないよ」
「あの加齢臭、食欲なくすよね。昼休みは外に行って帰ってこないでほしい」
「スメ・ハラだよねあのニオイ!」
なんてOLたちに言われる加齢臭だ。
私が長年「老紳士の整髪料のにおい」と呼んでいたその香りは、世間では「加齢臭」「おっさんのにおい」などと呼ばれて忌み嫌われている。
私が最初に気づいたのは、枕カバーの異変であった。
私の枕から、老紳士の臭いがする。
なぜだ?侵入者か?
だけど、枕カバーから発生してるにおいは、私のニオイだった。
満員電車の脂ぎった加齢臭団の香り。
私もその一員となる日が来てしまったのである。
妻に、私の体から加齢臭がするか聞いてみる。
「うん、するよ」
いつから?
「んー、ずっと前からしてるよ」
どんなにおい?
「うちのお父さんの寝間着の臭い」
ちょっとまて、君のお父さんは70歳近いだろう。
私は37歳だ。
そんな年齢で加齢臭がするって、あるんだろうか?
調べてみたら、37歳は立派なオジサンで、普通に加齢臭もするとのことであった。マンガ「ワンパンマン」でも、アトミック侍(37歳)は、自分はオッサンじゃないと言い張るオッサンとして描かれている。
東京都老人総合研究所が出している記事「高齢者の体臭について」によると、体臭は、20歳半ばころから出始める。
このグラフによると、20代中盤から体臭が出始め、50歳には臭いのもとの不飽和脂肪酸(臭い皮脂)が2倍になり、60歳で4倍、70歳で6倍となるというのだ。
年をとっておじさん、おじいさんとなるにつれ、絶望的な倍率で臭くなることを示した、悲劇のデータである。
年齢ごとにミドル脂臭とか、加齢臭とか、老人臭とか、出世魚のようにニオイの呼び方が変わっていく。
とにかく中年以降急激に臭くなるのだ。
人体の皮脂の酸化が激しくなり、中年以降は、坂道を転げ落ちるように臭いがきつくなるのだ。
「ノネナール。」
それが、加齢臭の主な原因だ。
人は年をとると、体からノネナールが出るようになる。
ノネナール自体は、「鮎のにおい」とか「枯草のにおい」と言われていて、それほど臭くない。
だけど、皮脂と結びついて、過酸化脂質を生み出す。コイツがチョー臭い。
真夏に、食べ残した豚肉料理を三角コーナーに捨てて丸1日放置したような、ゲロ臭い脂臭である。
ノネナールは、悪臭を生み出す手伝いをするろくでもないヤツなのだ。
私はひらめいた。
ノネナールが諸悪の根源なんじゃん?
だったら、ノネナール出ないようにすればいいんじゃん?
でも、現実は厳しかった。
ノネナールは、体が老化してくるとダラダラ出てくる。つまり、止めようがない。
仕事のストレスが強かったりすると、体内で活性酸素が発生し、より多くのノネナールが作られる。会社でいじめられるほど、強いニオイを発するようになるのだ。カメムシのようである。
さらに、食生活が肉に偏ってたり、タバコ吸いまくってたり、普段から不潔にしたりしていると、「臭み」が加算されて「悪魔の加齢臭」と化す。
肉・タバコ・不潔の悪臭三銃士である。(私が勝手に名づけた)
つまり、加齢臭とは、「ノネナール」+「ストレス」+「日頃の生活のだらしなさ」が原因となる体臭なのだ。
私は10代の頃からオッサンに憧れていた。
いつしか、私も更年期に差し掛かり、薄毛も気になってきた。
肉体的にも完璧なオッサンである。パーフェクトオッサン。完璧中年である。
だが、加齢臭だけは嫌だった。私の憧れるオッサンに、加齢臭という要素はいらない。
だってさ、ルパン三世の次元大介が加齢臭してたらイヤじゃん?
世の中の全おじさんから加齢臭がするわけではない、はずだ。
タレントの高田純次さんなんか、あちこちで「いい匂いがする」と言われまくってる。
女性からだけじゃなくて、男性からも言われている。
絶対、人為的なものだ。
人類の英知が生み出した、何かしらの対策があるはず。
「対策」だ。
サワヤカおじさんたちは、何かしらの対策をしているはずなのだ。
私は消臭スプレー(中身はファブリーズ)と汗拭きシート(メンズビオレ)を持ち歩いている男である。
口臭ケアに歯磨きとモンダミンも忘れちゃあいない。
加齢臭がするどころか、ニオイケアの行き届いたサワヤカさんだと自分で思っていた。
しかし、現実は、加齢臭おじさん。略して、OSOだ。
会社に到着した私は、ちょっと汗ばんだ体に消臭スプレーをシュッ。
オフィスでやると目立つので、トイレの個室でシュッ。
いまどきのトイレはすっごいキレイなので便臭などはしない。
さらに、汗ふきシートでワキの下やデリケートゾーン…というか陰部を拭く。
制汗スプレーで、ワキ汗の予防だって完璧。
一段階上のサワヤカさんに昇格だ。
午後になったら、臭いが復活してくる気がするので、もう一度スプレーシュッ。シートできゅっ。
しかし、無常にも復活する加齢臭。
過去、デオドラント香水を使っていたことがあったが、加齢臭と入り混じって最悪のニオイになったのでやめた。
頭皮からも、汗臭いだけではない不快な悪臭が漂ってくる。
この対策では足りないって、いったいどういうことなんだ。
ニオイ対策はエチケットだっていうけど、ハードル高すぎないか。
だめだ、コレ以上面倒くさいことが、続くわけがない。
他に楽にできる予防法とか、対策とかないの?
調べたところ、対策グッズが見つかった。
他にも「食事を野菜主体に」「よく運動して汗をかく」「アロマ風呂に1時間入る」などの生活改善系の対策が見つかった。
腸内環境が悪くて便秘になり、体臭発生につながってるという説があるらしいのだ。
そうかも知れないが、そんな壮大な対策が続けられるとは思えない。却下である。
大して努力はしないけど、結果だけはしっかり求める。私はそういうダメ人間なのであった。
リサーチ段階で、それぞれのメリット・デメリットが見えてきた。
コンビニで売ってる消臭スプレーの強力版だと思う。加齢臭に特化した成分が入っているのかな。
男性特有のニオイ専用のスプレーもあるらしい。
メリット | シュッとひと吹きするだけで簡単 |
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デメリット | 持続時間が短い。一日何度もシュッとやる必要がある |
消臭成分が織り込まれた特殊下着。特殊下着なんて言うと、とてもかっこいい。
メリット | 着るだけで加齢臭を抑えられる。靴下もあるので、足の臭いも対策できる |
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デメリット | 一枚一枚が結構高く、平日5日分揃えると1~2万円する。また、耳の後ろがカバーできないなど、守備範囲が狭い |
飲むだけで加齢臭が無臭になるという、うさんくさいカプセル。サプリと名のつくものが効いた経験がない私には、ちょっとどうかなという印象。
メリット | 飲むだけなので、毎回トイレにこもって「対策」する必要がない。 |
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デメリット | 直感的に、効かないような気がする… |
石けんで洗えば、いい匂い。それはわかる。柿渋石鹸などの加齢臭特化タイプがある。
柿タンニンの力でで、ニオイの元になる雑菌を殺菌するらしい。
ボトルに入った液体ボディーソープタイプもある。頭皮も洗えるぽい。
メリット | 家で洗っておけば、外出時に「対策作業」する必要がない。 |
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デメリット | 加齢臭を抑える効果は丸一日効くのか不安。 |
加齢臭対策のうち、一番うさんくさいサプリ系。
そんなもん絶対効くわけない。
だけど、効くなら、ゴクッと飲むだけだし、サイコーに楽だ。
よし。
加齢臭サプリからトライすることにした。
私はダメ人間なので、楽じゃないと続かないのだ。
加齢臭サプリの口コミを調べてみた。
サプリの成分には、シャンピニオンエキス(マッシュルームのエキス)が使われていることが多い。
次に、デオアタックという、コーヒー、ゴボウから抽出した成分を使ったものがあり、ローズサプリと呼ばれる、バラのエキスを抽出したものもあり。
効果のほどはというと、「実感した」「全然効かなかった」という口コミが混在していて、万人に効くようなものはなさそう。
また、嘘コミでは?と思われる口コミも混ざっているように思えた。
しょうがないので、値段の安い加齢臭サプリから順番に試してみた。
臭ピタ、バラ香るサプリ、アジカ石けん(+デオトール3)、楽臭生活を試した。
そんなにたくさん試さなくてもいいだろ、ってくらい試した。
その中で、ケタ違いの実感度を叩きだしたのがこちら。
フィトンチッドという森林浴成分が配合されてる。
ああ、体臭対策ってこんなことでいいんだ?っていうくらい拍子抜け。
笑う。
汗ばむと、ワキから森の匂いがしてくる。
体臭で悩むって、馬鹿馬鹿しい。
でも、4人の1人は実感できないそうなので、私は運が良かっただけなのかも。
加齢臭に真剣に悩んでいるなら、軽い気持ちで試してみるといいんじゃないだろうか。
参考)臭ピタを試した体験談
お試し1,080円で、今なら送料も販売元が負担してくれる。「今だけ」ってあるので、お試しが終わってたらゴメン、ってことで。
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臭ピタ公式サイト
臭ピタの特徴は、何の変哲もない天然植物成分が多数配合されている点。これ、森の消臭効果を応用してるらしいのだ。森は色んな植物の匂いがまざり合うことで、森の中の悪臭(動物の死体とか、ウンコとか、腐った果物とか)を、清々しい香りにしてくれる。大自然の原理を応用して体臭を消すのだ。素晴らしい点は、一つ一つの原料が安いので商品の値段も安い点。特許取ってて、他社で同じタイプの体臭対策はないっぽい。サイコー。もうこの会社が倒産するまでは、臭ピタだけでやっていこうと思う。(でも、できたら、倒産しないで欲しい。)
体臭と言っても、色んな臭いがある。
何にでも効く、というやつはだいたい怪しい。逆に「口臭だけ」とか「ワキガだけ」とかいうのは信用できると言っていいだろう。
臭ピタッも、加齢臭以外にはイマイチ。